総入れ歯をインプラントで支える治療法
総入れ歯は長期間使用することで、顎の骨が痩せて適合が悪くなることがあります。そのため、多くの方が「噛みにくい」や「異物感が強い」といった悩みを抱えています。こうした問題を解決するのが「インプラントオーバーデンチャー」です。
インプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋め込んだ2〜4本のインプラントを使って入れ歯を固定する治療法です。インプラントと入れ歯はアタッチメントでつなげられるため、この方法は「アタッチメント義歯」とも呼ばれています。顎の骨にしっかりと入れ歯が固定されるため、噛み心地や装着感が向上し、食事や会話中にずれたり外れたりする心配がありません。また、現在お使いの総入れ歯をそのまま利用できる場合もあります。
インプラントオーバーデンチャーの構造
通常のインプラント治療では、顎の骨にインプラント体を埋め込み、ネジ(スクリュー)でアバットメントや人工歯を固定します。そのため、患者さま自身で自由に取り外すことはできません。
一方、インプラントオーバーデンチャーは、アバットメントの先端を入れ歯の底部に差し込む仕組みになっており、ご自身で簡単に取り外すことができます。これにより、取り外して洗浄することで、口腔内を清潔に保つことができます。
インプラントオーバーデンチャーが選ばれる理由
- 安定した噛み心地で食事や会話での快適さが向上する
- 入れ歯の不安定さやずれを解消できる
- 取り外しが可能で清掃が簡単
- インプラントの本数が少なく、手術の負担が軽減される
- 顎の骨の萎縮を予防し、骨の健康を保つ
- 口腔内の見た目が自然で美しい仕上がり
インプラントオーバーデンチャーが適している方
01
総入れ歯に悩みがあるけれど、インプラントには抵抗がある方
「インプラントに興味があるけれど、手術が大がかりになりそうで不安…」そう感じている方も多いのではないでしょうか。確かに、すべての歯をインプラントで補う場合は大掛かりな治療が必要です。
しかし、インプラントオーバーデンチャーなら、埋め込む本数は2〜4本と少なく、良好な噛み心地と快適な装着感が得られます。手術の負担を抑えつつ、入れ歯の悩みを軽減したい方に適した選択肢です。
02
ご高齢の方
通常のインプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、まるで自分の歯のように使えるというメリットがありますが、その一方で取り外しができない分、毎日の歯磨きやケアを丁寧に行う必要があります。特にご高齢の方や介助が必要な方にとっては、このお手入れが負担に感じられることもあります。
その点、インプラントオーバーデンチャーは入れ歯部分が取り外せる構造になっており、介助者の方でも清掃しやすく、清潔な状態を保ちやすいのが大きな特徴です。
03
無理のない予算で治療を受けたい方
インプラントオーバーデンチャーは、埋め込むインプラントの本数が2〜4本と少ないため、すべての歯をインプラントにする場合に比べてコストを抑えやすい治療法として注目されています。
さらに、現在お使いの入れ歯を活用できるケースでは、追加費用を抑えられる可能性もあります。ただし、すべての入れ歯がそのまま使えるわけではありませんので、まずは一度ご相談ください。
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そんな方のために、無料カウンセリングを行っています。専門の歯科医師が、お口の状態を確認しながら、治療の選択肢や流れをわかりやすくご説明します。無理に治療をすすめることはありませんので、ご相談だけでも安心してお越しください。
